2008年9月16日 (火)

塩見岳

父ちゃんです。

くそ忙しい秋。
T氏から、南アルプスの計画書が送られてきた。
毎日現場で、心に余裕を無くしていたが、行くことにしよう。
連休に休みをくっつけて出発した。

会津若松でT氏に拾ってもらう。
ここから新潟経由で長野県へ。
新潟の高速道路は延々工事中で、片道1車線であった。
震災の後始末は、まだ続いているのである。

松川ICで高速を降り、買い出しして大鹿村の塩川小屋へ。
ここは、塩見岳に行く昔からの登山基地であったが、現在はもっと近いルートが出来たため、訪れる人も少ないらしい。
我々が到着したときも、誰もいなかった。
(その後、もう一台やってきたが。)

翌朝、まだ薄暗い中、出発。
塩川に沿って歩き始める。
苔むした薄暗い森である。
1時間ちょっと歩いた後、尾根登りにとりかかった。
アオモリトドマツの広がる尾根は、ものすごく急な道である。
息があがって、ゆっくりペースで登る。
3時間半以上かかって、ようやく三伏峠に辿り着いた。
三伏峠は、日本で一番高い峠。
よくこんな所を越えていたものだ。
天候は晴れ。
目的地である塩見岳をはじめ、南アルプスの山々、中央アルプス、そして富士山までが見えていた。

三伏峠で少し腹ごしらえをして、出発。
ここからは、稜線歩きなので、そんな辛い登りは無いはず。
と、思いきや。
先ほどの尾根歩きで、相当消耗したようで、ちょっとの登りがきつい。
三伏山、本谷山を越えるのに、ひーひー言いながら、ようやく歩く。
予定よりスローペースで、ようやく本日の目的地である塩見小屋に辿り着いた。

塩見岳の山頂が目前に広がる。
今、行くと大展望が見えるはず。
よっぽど行こうとも思ったが、ばてていることと、今から行くと帰ってくるのが夕方遅くになるということで、登頂は明日にした。

S200809120020

翌朝未明。
まだ、暗い中、御来光を拝もうと、朝飯前に出発。
塩見岳は、岩場の急斜面である。
暗い中歩いているので、もし足を踏み外したら、漆黒の谷底に落ちることになる。
やや恐怖しながら、登っていった。
そういや、マッターホルンもこんな感じだったなー。

5時過ぎに塩見岳山頂に到着。
そろそろ日も昇るはずなのだが、あいにく深いガスの中で何も見えない。
持ってきた食糧をボリボリ食べながら、晴れるのをしばらく待つ。
でも一向に晴れる気配はない。
天気予報では、今日の午後から崩れるらしい。
ずっとこんな天気なのだろうか。
仕方がない、崩れる前に降りよう。

塩見小屋に戻って、ちゃんとした朝食を摂った。
ご飯、納豆、生卵、缶詰、みそ汁と豪華の朝食。
荷物をどんどん減らそうという思惑もある。
朝食を食べていると、なんと塩見岳の山頂が見えるではないか。
いつの間にか、ガスも晴れ、周りの山々がくっきりとその姿を現した。
くそー、朝食後に出れば、ばっちりだったのにー。

悔しいので、小屋から見える周囲の山々をバシバシ写真に収めた。

天候が崩れる前に下山しよう、ということで、昨日辿った道を引き返した。
天気はずっと良い。
本当に崩れるのか?
三伏山に着いたとき、少し雲がかかってきた。
三伏峠を過ぎて、尾根を下る。

下るのも嫌なくらいの急斜面である。
膝に力が入る。
途中で枝を拾って杖代わりにした。
終わらないかと、思うほど、延々と続く下り道。
休みながら、ようやく沢に降りた。

するとバラバラッと雨が降り始めた。
やはり、天気予報は当たったか。
もう少しで登山口だ。
それまでは、小降りでいてほしい。

沢沿いの道を急ぎ足で、登山口まで戻る。
すると、雨はすっかり止んでしまった。

その後も、雨は全然降らなかった。
ちぇっ。
もうちょっとゆっくりしてても良かったかな。

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