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2009年7月 5日 (日)

神去なあなあ日常

2009miura 神去なあなあ日常

三浦しをん/著
徳間書店/2009

父ちゃんです。

林業という職業は、父ちゃんは馴染み深いのですが、一般の人にとっては殆ど馴染みのない職業だと思う。
やっていることも地道で泥臭く、スマートとは言いかねる職種だ。
およそ小説のネタにはなりそうもない。
と、思ったら、やってくれました三浦しをん。

背景としての林業ではなく、林業そのものを実に見事に描いてくれます。
たまに、おやっ?と思う記述が無いでは無いですが、殆ど正確にしかもかなり突っ込んだ記述になっていて、林業関係者(父ちゃん)から見ても感心する出来映え。
専門家では、こうはいかないだろう。
専門家は、つい「知っているだろう」若しくは「言っても判らんだろう」と説明不足になりがちだからね。

物語は、都会の青年が母親が勝手に申し込んだ「緑の雇用」により、神去村(架空の村)で林業をすることになります。
初めは、逃げだそうとして青年が徐々に林業と向き合い、村のとんでもない人たちやしきたりに翻弄され、謎の美女が現れ、そして村のとんでもない伝統行事に巻き込まれ・・・。

読み始めたら、止まりません。
林業をテーマに、ここまでのエンターテインメントを構築した三浦しをんに拍手。

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