« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月28日 (土)

非電化工房見学会・その2

さて、非電化工房見学会の続き。

薪ストーブの上に小さなファンが載っていて、それを見つけたしょうへいが、藤村さんに訊きました。
「これは、どうやって回っているんですか?」
「これかい? ストーブに載っている部分は熱いだろ。
ぎゃくにこっちの上の方は熱くない。
この間のところに薄い板があってね。
熱電素子っていうんだけど、温度差によって発電できるんだ。
それでモーターを回しているんだよ。
この熱電素子ってのは、使い道があってね。」

熱電素子の話から、セミナーは始まりました。

S2009_03240015

「家の中で一番何にエネルギーを使っているかというと、冷暖房と給湯なんだ。
つまり、エネルギー問題は、冷暖房と給湯をどうするか、っていう問題とも言える。

この家には、天窓が6箇所あって、カーテンを開けると昼間は電気がいらない。
夏場は、夜開けると、放射冷却で冷えるから、涼しくて冷房も要らないんだ。
一回、冬場に開けといたらどうなるか、っていう実験をやってね。
そしたら、冷凍庫にいるようで、凍え死にそうな目にあったよ。

太陽熱温水器ってあるよね。
屋根の上に載ってるやつ。
あれがいま日本では、すたれていてね。
かつては世界一の普及率だったんだけど、いま一番は中国で、次いでドイツ、日本は七番目くらいまで落ちた。
まだまだ使えるんだけど、捨てる人が多い。
原因は、格好悪い、って言うんだ。

僕はね、あれの開発に関わったこともあるから、今一度、これを復活させたい。
もっと格好良くして、日曜大工でできるようなもので15万円くらいにしたい。
工房でも見たと思うけど、太陽熱を集めるのにパラボラだと大変だが、半円筒型なら金属板を丸めるだけだから簡単だ。
これの熱が集まる部分が線状になるから、鉄パイプに半分黒塗料を塗って通せば、お湯が沸く。
別に屋根の上に置く必要はなく、庭の一日中、陽の当たる場所に置けば良い。
夏場と冬場で太陽の入射角が違うから、一週間に一度調整してね。
太陽熱を集めて200℃くらいまで上がるんだけど、水は100℃までしか上がらない。
じゃあ、ついでに熱電素子で発電しようか。
ついでだから、あまり効率は求めない。
これで、かなり発電できる。

この那須の土地に来てから二年くらい経つんだけど、この土地を見たときに、ああ、これは面白いことができるな、と思ったんだ。
傾斜があって、真ん中に池がある。
これは、重力式エレベーターが作れる。

重力式エレベーターは、イギリスのCATという自然エネルギー研究所にある。
ここの面白いところは、研究者が家族ごと住み込んでいるところ。
自然エネルギーは、世界中で研究されているけど、職場で自然エネルギーを研究しても、家に帰ると従来のエネルギーを使っているなんて、嘘っぽいでしょ。
家族のためって思うと、足が地に着いた研究ができるんだ。

さて、重力式エレベーターの仕組みは簡単。
二つの部屋があって、滑車でつながっている。
片方は人が乗るところで、片方は水を出し入れする。
人数に応じて水を貯め、水の重さで人を運ぶ。
降りるときは、水を捨てる。
年間千人くらい乗りに来るようなんだけど、みんな動き始めると歓声をあげる。
これなんか、ローテクの極みでしょう。
それに世界中の人が乗りに来るんだ。
それを、今度建てようと思っている。
なるべくワークショップ形式でね。」

藤村さんの話は、まだまだ続きます。

| | コメント (0)

2009年3月26日 (木)

非電化工房見学会・その1

父ちゃんです。

このブログにも度々紹介した非電化工房の藤村さん。
その非電化工房が公開されるというので、しょうへいと2人で行ってきました。

非電化工房は、那須町の山中。
この日は、雨模様のあいにくの天気。
集合時間より30分も早く着きましたが、藤村氏の奥さんの好意により、自宅にお邪魔しました。
薪ストーブの前で休んでいると、続々と参加者が集まってきました。
この日は、関東を中心に山形、会津(!)から20数名が集まりました。
藤村氏も首都圏からのお客さんを引き連れて登場。

見学会に先立って、飲み物のメニューの注文。
1.生豆から煎った挽きたてコーヒー、
2.煎ったハトムギと緑茶のブレンド(体にとても良く、肌がつるつるになるという)、
3.しぼりたてのオレンジジュース、
4.浄水器でおいしくなった那須の水道水、
の4つ。
子どもたちは、もちろんオレンジジュース。
大人は、1と2が半々くらい。水も2名いました。
「水は冗談だったんだけど」と藤村氏。

S2009_03240001

さて、いよいよ非電化工房の見学会。
自宅を出て、別棟に非電化工房は、あります。
中は、半分が工作室、半分が資料館、といった趣。
スタッフである藤村氏の御子息の案内で、ここで作った非電化製品や資料などの説明を受けました。
モンゴルに設置した非電化冷蔵庫や、浄水器、生ゴミ乾燥器等々。
非電化冷蔵庫は、放射冷却を利用したもので、夏場でも4℃を保っているそうだ。

S2009_03240006 S2009_03240007

しょうへいは、資料館のからくり人形や昔のタイプライターなんかに興味津々で、いろいろいじくっていました。

その後、モンゴルのゲルの骨組みやフィンランドから輸入したムーミンハウスを見学。
ムーミンハウスは、六角形の小さな小屋なのだが、中央にコンロがあり、中は意外と広い。
これで130万円くらい。欲しい! 
しょうへいも、気に入って「父ちゃん、買って」。
ああ、こういうキットは、林業でもやれるなあ。

S2009_03240010

藤村氏の自宅に戻り、薪ストーブの前でセミナーが始まります。
セミナーの前に飲み物が配られます。
父ちゃんは、コーヒー。
一口飲んで、驚きました。うまい!
コーヒーなのに酸味がなく、苦みもマイルドです。
これがコーヒー本来の味なのでしょう。
なんでも、煎った後のコーヒー豆は、たちまち酸化がおこるので、やむを得ずアルミのパックに入れて販売されているそうです。
酸化したものは、味も落ちるし、体にも良くない。
が、藤村氏の作った珈琲焙煎器だと、生豆を煎ってすぐに挽いて飲むので酸化してないコーヒーの味が楽しめます。
生豆の状態だと、2年も3年もそのまま置ける。それに安い。
ちょっとした手間をかけることで、安くて安全でおいしいコーヒーが飲めるのです。

さて、飲み物を飲みながら、藤村氏の話が始まりました。
ちょっと、長くなったので続きは次回。

(非電化工房のHP)
http://www.hidenka.net/
(以前書いた藤村氏に関するブログ)
http://yoyo37.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-dedb.html
http://yoyo37.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-530c.html

| | コメント (0)

2009年3月25日 (水)

お鍋でご飯

父ちゃんです。

毎朝、我が家ではお鍋でご飯を炊きます。
きっかけは玄米ご飯。
精米していたお米がなくなったので、圧力鍋で玄米ご飯を炊きました。

そしたら、モチモチしていておいしいこと。
お米の一粒々々が立っていて、噛みしめると命の味を感じました。
しばらく、玄米ご飯が続きましたが、子どもたちには、いま一つおいしくないようで、再び白米に戻っています。

これも圧力鍋で炊いてみると、えらく簡単に炊けるのですが、モチモチしすぎてかえって食べづらい。
そこで普通の厚手の鍋で炊きました。
すると、これはとてもおいしく炊けました。
一粒々々が立っていて、お米の味が引き立っています。
電気の炊飯器にはないおいしさです(我が家比、高性能の炊飯器は知りません)。

S2009_03240019

炊き方も簡単。
研いだ米の水をきって鍋に入れ、1.1倍の水を加えます。
そしてコンロにかけ、中火から強火。
(時間のあるときは、最初から弱火でやると、よりおいしいようです。)
沸騰して吹きこぼれたら(別に吹きこぼれなくても良いです)、弱火にします。
あとはそのまま放っておくと、鍋の温度を感知するセンサーがついているので、炊けたころに勝手に火が消えます。
ここでやめても良いのですが、ちょっと柔い感じなので、強火に30秒かけて水分をパーっと飛ばすとよりおいしいです。
(お焦げご飯が食べたい人は、もっと。)
そして、蓋をとらずに10分間蒸らしてできあがり。

おっと、もう6時だ。
火をつけなくちゃ。

| | コメント (0)

2009年3月21日 (土)

蕗の薹

父ちゃんです。

このところの陽気で、雪もどんどん融けています。地面も大分見えてきました。

いっちゃんが、出始めのフキノトウを見つけ、採ってきました。

天ぷらにして、春の味覚を味わいました。

| | コメント (2)

2009年3月19日 (木)

すごい本屋!

2008ihara すごい本屋!

井原万見子/著
朝日新聞出版/2008

父ちゃんです。

街場に暮らしている人には、判りづらいと思うが、本屋の無い地域というのは、広大に広がっているのである。
東京23区より広い南会津郡であるが、新刊書店があるのは、南会津町だけ。
しかも旧町村単位で田島町だけである。
これは、南会津に限った話ではなく、郡部の町村では、本屋がある方が珍しいくらいではないか。
本に接することのできない人々は、実に多いのである。

さて、和歌山県日高郡日高川町(旧美山村)。
山奥の小さな集落で、著者はイハラ・ハートショップという小さな本屋を営んでいる。
集落唯一の小売店でもあるこの店は、売り場の半分が本屋、半分が日用雑貨品という品揃えである。

この著者が熱意あふれる人物。
学校自主巡回や絵本の読み聞かせから始まり、絵本の原画展や著者を招いた企画などを次々に行っていきます。
その結果、子どもたちの目が輝き、周りの大人たちも動き出していく。
地域の奇跡を生み出していったのです。

読んでて元気が出てくる本。
熱意を持ってやれば、たいがいのことはできてしまうんだな、と思えました。

| | コメント (0)

2009年3月17日 (火)

ああ、送別会

父ちゃんです。

年度末は異動の季節(父ちゃんは異動なしです)。
それに伴って、送別会もいろんな単位で実施されます。
今週も2つの送別会があり、父ちゃんは片方に出席予定でした。

昨夜も送別会がありましたが、そちらは欠席。
朝、会う人が口々に、
「なべちゃん、なんで来なかったんだ」と言ってきます。
「いやあ、特に」と曖昧に返事。
上司からは、「家族に何かあったのか」と訊かれます。
おかしいなと思いつつ、「何もないですけど」。
「昨日の送別会は、欠席にしてましたよね?」
幹事が、「何言ってんだ、出席になってるぞ」と、出欠表を見せてくれました。

それを見て愕然。
「えー、昨日は○○の送別会だったのー!」
2つの送別会の日程を取り違えていたことに、ようやく気付きました。

昨日の送別会は、お寿司やさんでとても豪華なメニューだったそうです。
意図せず、送別会をすっぽかしてしまった。無礼な所行です。
みんなに「ごめんなさい」と謝りつつ、とても悲しい気分の父ちゃんでした。

今週の楽しみが失われてしまった・・・。

| | コメント (2)

2009年3月16日 (月)

いっちゃんの卒園式

父ちゃんです。

いっちゃんの保育園の卒園式がありました。
思えば2年前、南会津に越してきた我が一家。
子どもたちにとっては、初めての引っ越しで知っている人は誰もいません。
いづみも初めは、なかなかなじめずに家で大暴れしてました。

でも、いまではお友だちもいっぱいできて、仲良しのみんなと一緒に卒園です。
この保育園は、信じがたいほど行事がいっぱいあり、子どもたちはもとより父兄も大変なのですが、いっちゃんたちは立派にこなしました。
大変な分、思い出もいっぱいできました。

卒園式では、ひとりひとり保育証書を受け取り将来の夢を語りました。
「保育士」「野球選手」などが多い中、いっちゃんの夢は、なんと「学校の先生」。
まだ、学校に行ってないのに。

S2009_03140011

おめでとう、いっちゃん。
四月からは、小学生です。

| | コメント (2)

2009年3月 2日 (月)

「かりんちゃんと一五人のおひなさま」

かあちゃんですhappy01

Karintyanto15ninnoohinasama_2 『 かりんちゃんと一五人のおひなさま』
  なかがわちひろ 作
  出版:偕成社 発行:2009.1

おひなさまの季節に出会った一冊です。
いづみといっしょに読もうと思って、図書館から借りたのですが、いづみは「自分で読む」といって、約一ヶ月かけて読み終えました。

主人公のかりんは、今年ひいおばあちゃんのおひなさまを譲り受けました。
おひなさまたちは、かりんの前では、おしゃべりをします。おひなさまは、かりんを見守り、ときには、小鳥の姿にもなります。
ある日、かりんは、おひなさまのいわれを、お友だちのあやめのおばあちゃんに教えてもらいます。

 「毎年、紙でおひな様を作ってね、ささやかな祝いをすますと、前の年のおひなさまを川へ流したの」
 「流しちゃうの?もったいなーい。なんで?」
 「おひなさまというのは、もともと形代(かたしろ)といってね、その子のけがれをかわりにうけてくれるものだからよ」
(中略)  
 「いいねえ、おひなさまは。かわいい女の子たちがおひなさまをかざってしあわせをねがい、けがれを流してきれいな心になると、春が来る。こういうことが、何百年もつづいてきたんだものねえ。」                   
                             (P75~抜粋)

かりんは「おひなさま」を見るたびに、自分が両親や祖父母や、まわりの人たちに大切にされていることを思い出すでしょう。そして、親になったとき、その思いを子どもたちに伝えていくのでしょうね。

ところで、段飾りのおひなさまには、一五人もお人形がいるんですね。

上から…
 おとのさま おひめさま
 小梅 小桜 小桃(三人官女)
 歌丸 笛丸 小丸 大丸 太鼓丸(五人囃子)
 右大臣 左大臣
 おこりんぼ なきむし としより(仕丁)
というお名前です。かあちゃんは、初めて区別が付きました。

いづみの保育園には、段飾りのおひなさまが五~六組、それから、会津の天神様も一緒に、ずらりと飾られます。
おむかえのときに、近くに行って「これはおこりんぼ仕丁だよ」とかいいながら、ゆっくり眺めました。

S2009_03020008_2  狭い我が家には、なかなか本当のおひなさまを飾れないので、しょうへいが、今年もまた「レゴ雛」を作ってくれました。「一日飾りはいけないそうだ」といって、ゆうべ飾ってくれました。こちらも、心がこもっています。

| | コメント (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »