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2008年5月15日 (木)

「天山の巫女ソニン ②海の孔雀 ③朱烏の星」

かあちゃんです。
こんな本読みましたhappy01

天山の巫女ソニン ①黄金の燕の続編です。(記事はこちら

Tenzannomikosonin2 天山の巫女ソニン ②海の孔雀 

(2007年2月26日 第1刷発行)

Tenzannomikosonin3 天山の巫女ソニン ③朱烏の星 

(2008年2月20日 第1刷発行)

菅野雪虫 著 
講談社

図書館に予約をしたら、2冊いっぺんに届いたので、一気に続けて読みました。

大陸から南に向かって突き出した半島に、三つの国がありました。
北の空の下、龍の鱗のように連なる山々と森と草原の国、〈巨山〉。
南風と黒潮が運ぶ海の幸と暖かな気候に恵まれた、〈江南〉。
そして豊かな平野に緑の田畑が広がる、〈沙維〉。
          ( ②海の孔雀  P5 はじめに より抜粋)

②海の孔雀では、江南のクワン王子に招かれ、③朱烏の星では、巨山との国境付近でとらわれたものたちを救うために、沙維のイウォル王子とソニンが、隣国を訪れ、王女イェラに出会う。
隣国のことは、うわさで伝え聞く程度のことしか知らない。だが実際に町の様子、暮らしている民衆の様子も、自分の目で見、話を聞くにつれ、うわさとは当てにならないことがよくわかる。

イウォル王子とソニンは10代。
二人は、お互いが出会うまで、感情を表に出さずに育ってきた。
思春期に差しかかり、感情のコントロールの難しさも感じながら、また、感情をぶつけられる相手に巡り会ったことを嬉しいと感じ、お互いに成長していることを認め合う。

まだまだ、一国の政治をまかされる年ではないが、いずれそうなる立場の王子と、彼の良き理解者で助言者であるソニン。
隣国の王子、王女、そして、この二人の成長とともに、この「天山の巫女」シリーズは、これからも続くのだろう。
王、王妃とは世代の違う若い政治家である王子、王女たちを待ち受けているものは、どんなものか?
厳しい自然環境、貧しい生活の中で生きる民衆の感情と王宮との格差、歴史、隣国同士の駆け引きなど、問題が山積みされているなか、親交をかわした若い彼らは、それらをどう解決していくのか?また新たな問題が立ちはだかるのか…

ソニンが巫女としての力に衰えを感じながら、親友ミンと話す場面が印象に残った。

「ソニンはソニンだからさ」ミンがいいました。「天山の巫女だろうが、王子の侍女だろうが、何やったって、あんたはあんただからさ」
うん、とソニンはうなずきました。
(きっと私はどんなことにも耐えられる。何を失ったって、私が私を失うことさえなければ、こうして新しい朝を何度でも迎えられるんだ)
                ( ③朱烏の星 P230より抜粋)

自作は、また来年の年明け頃なのだろうか。今から待ち遠しい。

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